2011年05月07日

西日本の基盤

2千5百万年から4億年を超える年月を経て、形成された西日本の基盤。
愛知県の付近に注目すると、
桃色の約1億年前白亜紀に高温低圧の変成作用を受けた領家変成帯、
濃い青色の同じく約1億年前に低温高圧変成作用を受けた三波川変成帯、
渥美半島は水色で、中世期ジュラ紀の秩父帯となっています。


さらに東三河を拡大してみると、
中央構造線の西側が
黄色の鳳来寺山周辺が玄武岩、安山岩などからなる設楽火山岩、
緑色が片麻岩などの領家変成岩、
桃色が花崗岩などの領家帯です。

中央構造線の東側は三波川変成岩の片岩や秩父帯のチャートや石灰岩です。
東三河には非常に多くの種類の岩石があります。


これは豊川源流の段戸山にあった白く輝く石英片岩、領家変成岩です。



  


Posted by むぎゅむぎゅ at 22:12Comments(0)自然

2011年05月07日

日本列島の成り立ち

日本列島は海洋プレートに載った堆積物ががアジア大陸に張り付けられた付加体だったのです。


そして、約2,500万年前頃、新生代の中新世ですが、大陸から剥がれて、太平洋側へ移動し始めたのです。
日本列島と大陸の間が日本海となり、西南日本は時計回りに回転し、
東北日本は反時計回りに回転しました。
この時の折り目がフォッサマグナです。


このようにして、約1,200万年前頃には概ね今の列島の位置におさまったようです。


このように、日本列島は様々な基盤から出来上がったのです。
能登半島は赤色の古生代以前の大陸地殻。
中国地方や九州北部は緑色の古生代石炭紀から中生代三畳紀の付加体。
中部地方の青色は中生代ジュラ紀の付加体。
静岡県から九州に至る太平洋側は中生代白亜紀から新生代古第三紀の付加体。


この記事は、南アルプスジオパークのHPを参考にしました。
  


Posted by むぎゅむぎゅ at 16:57Comments(0)自然