2022年06月09日

2022第2回リバーウォーク その6(了)


 豊川の左岸堤防から霞内をウォーキング





 豊橋市上下水道局のOBの荻野さんの講座「安全・安心な水道水」を受け、豊川(天竜川水系を含む)が東三河の重要な水源であること、また周辺市町等と連携することで毎日の水が確保されことを学ぶ



 下地緑地(豊川・朝倉川合流地点)この辺りは霞提の開口部
 牛川霞提地区を見ながら、豊川霞提地区浸水被害軽減対策計画「ソフト対策・ハード対策による総合的な浸水対策」について現場説明を受けました




 朝倉川左岸は堤防(盛土)のため 右岸側(霞地区)に水は溢れる



 ゴールとなる豊橋公園登り口から 城下橋(人道橋)を振り返る
  

Posted by 春キャベツ at 19:55Comments(0)リバーウォーク防災・災害

2021年09月30日

柳生川の狭隘区間を歩く

花田水位観測局と国道259号境橋を過ぎると、
鉄道橋が連続します。

まずは、豊橋鉄道渥美線。


次に、JR東海道本線。


特に、橋台のところで、川幅が狭くなります。


新幹線は高架で越えていくため、柳生川はまっすぐに流れます。

  
タグ :柳生川


Posted by 三河湾のスナメリ at 19:16Comments(0)防災・災害

2021年09月29日

2009年台風18号がもたらした高潮被害

現在、大型で非常に強い台風第16号が日本に接近しています。
伊豆諸島が心配です。



台風の強さは「強さ」は最大風速で区分され、
「非常に強い」とは、最大風速が44m/s以上~54m/s未満です。
29日15時現在の気圧は935hPaです。

中心気圧が低いほど台風としては強いと考えていいのですが、
大きさの基準とはなっていません。

伊勢湾台風は、紀伊半島上陸時に929hPaで、名古屋付近では945hPaでした。


2009年に三河港を襲った台風18号は、伊良湖観測所で956hPaでした。
三河港では高潮によりコンテナが流されました。


今回、935hPaの台風が三河地方を直撃しないようなので、幸いです。  


Posted by 三河湾のスナメリ at 19:54Comments(0)防災・災害

2021年09月28日

伊勢湾台風の教訓

伊勢湾台風が愛知県に最も接近したのは1959年9月26日21時頃です。

伊勢湾周辺では、最大風速が南寄りで40m/s以上の暴風となり
記録的な高潮(名古屋港で21時35分に3.89m)が発生しました。


高潮により堤防が決壊しました。



さらに、被害を拡大させたのが、貯木場の流木です。
名古屋港内の貯木場から大量の原木が流出して被害を拡大し
た当時の貯木量は約100万石(1石=10立方尺=約0.28㎥)といわれ、
そのうちの約42万石が堤防を越えた海水とともに周辺低地域の市街地に突入しました。
これらの「暴走木材」は1本の直径が1m、長さ5m、重さ数トンに及び、
周辺の木造住宅等を撃破したのです。

写真は機関車を取り巻く流木。



現在の名古屋港では木材は少ないと思いますが、
代わって、大量のコンテナがあります。

  
タグ :伊勢湾台風


Posted by 三河湾のスナメリ at 06:07Comments(0)防災・災害

2021年09月26日

伊勢湾台風から62年 三河港でも高潮被害の危機

1959年9月26日に紀伊半島に上陸した伊勢湾台風により、
死者・行方不明者数5,098名の大災害が発生しました。

9月26日9時には、中心気圧は925hPa、最大風速60m/s、
風速25m/s以上の暴風域は中心の東側400km、西側300kmの広さを持ち、
超大型で猛烈な勢力を保っていました。


伊勢湾台風による被害は降雨による洪水よりも高潮によりもたらされました。

中心付近の空気が海水を吸い上げるように作用する結果、海面が上昇します。
また、強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が上昇します。
この吸い寄せ効果と吹き寄せ効果と高波によって、海水が堤防を越えてしまいます。



伊勢湾台風では、尾張部で深刻な被害が発生しました。



現在、台風の勢いが増しています。
名古屋大学の川崎准教授がシミュレーションを行いました。


平成21年10月の台風18号では三河港周辺で高潮被害が発生しました。


この時、柳生川でも浸水被害が発生しました。


伊勢湾台風を上回るスーパー台風に備える必要があります。

  


Posted by 三河湾のスナメリ at 19:02Comments(0)防災・災害

2021年09月26日

柳生川の狭隘区間を歩く

バローの前から下流に向かうと、境橋があります。



境橋のすぐ上流にあるのが、
花田河川水位観測局。
危険、警戒、注意の各水位の警戒標識が目立ちます。



本日、9月26日午前11時までの観測データです。
11時に5mmの雨量。朝6時から累計14mmの雨量ですが、
河川の水位は0.65mと下がっています。


昨日、9月25日19時が0.99mと雨が降っていないのに、
水位は高くなっています。
雨量よりも海の潮位の影響を受けています。

柳生川の花田水位観測局で水位が高くなるのは、
満潮時に上流で雨が降った時になります。



  


Posted by 三河湾のスナメリ at 11:35Comments(0)防災・災害

2021年09月25日

柳生川の工事現場を巡る

柳生川では、これからしばらく、河川工事が続きます。

地下河川への流入口。
現在は、市道の使替え工事が行われています。



バローの前では、河川を矢板で閉め切る工事が行われています。






  


Posted by 三河湾のスナメリ at 11:21Comments(0)防災・災害

2021年09月23日

柳生川のもうひとつの弱点 高潮被害

柳生川は平成20年8月豪雨の翌年、平成21年10月に、
台風18号に伴う高潮により被害を受けました。

小池橋下流で5棟が浸水被害がありました。



高潮は気圧の低下や風の吹き寄せによって、海面が異常に上昇する現象です。
海に近い柳生川では、三河港周辺の高潮が小池橋付近まで影響したのです。

対策として、地下河川の出口の下流では、堤防の嵩上げ工事が行われています。



この写真は下流から地下河川の出口を望みます。
この写真は昨年撮影したものですが、
写真左側の堤防を先に嵩上げし、
今では右側の堤防も嵩上げが終わっています。

  
タグ :柳生川高潮


Posted by 三河湾のスナメリ at 07:11Comments(0)防災・災害

2021年09月21日

あと5年で柳生川は洪水に対して安全になる

2021年4月から柳生川の地下河川工事が本格的に着手されました。
完成までに5年かかり、トンネル工事は56億7800万円で契約されています。


流出立孔の工事で2年3か月かかり、
その後、シールド工事は約2年かかります。

トンネルの工事延長は878m。
365日×2年は730日。

単純計算では、1日当たりの平均で、約1.2m掘り進むことになります。

大変な工事が終わって、ようやく、
境橋付近の住民は安心して暮らせることになります。

  


Posted by 三河湾のスナメリ at 20:01Comments(0)防災・災害

2021年09月20日

柳生川 トンネルの掘り方

トンネルを掘るために、
川の中に立てに穴を掘ります。

この穴を立孔といいます。



立孔が掘れたら、トンネルを掘るための機械を据え付けて、
横に方向にトンネルを掘ります。

このトンネルを掘る機械をシールド機といいます。



シールド機で穴を掘り進めながら、
その後ろでコンクリートのセグメントを組み立てて、
トンネルにします。


  


Posted by 三河湾のスナメリ at 16:48Comments(0)防災・災害