2011年01月24日

穂の国人気スポットⅡ

穂の国エコカレッジ受講生が発表した人気スポットの二つ目は、
中央構造線の長篠露頭です。


そもそも中央構造線がどういうものか知らないと、ここの良さが分からないので、
先ず、中央構造線がどういうものかを説明します。
ここで、参考する文献は、元鳳来寺山自然科学博物館館長で、医王寺住職、横山良哲さん著
「愛知県の中央構造線」です。

○ 中央構造線は日本で一番長い断層で、関東から九州までつながる。
○ 基本は領家変成帯と三波川変成帯の境である。
○ 活動はおよそ1億年に及ぶが、愛知県では奥三河に残る約1500万年前の火山活動の跡、中央構造線が動いた形跡はない。


奥三河にあった1500万年前の火山はこのような規模のようです。


約1億年に及ぶ断層の押し合いへし合いの結果がこの長篠で見られるのです。
案内看板でもこの中央構造線が説明されています。


眼下には豊川が流れています。


急傾斜なので、ロープをしっかり握って、慎重におります。


降りると、そこは清流豊川と長篠大橋の美しい景観。


しかし、中央構造線のい圧砕岩はもろく、落石の危険があります。
注意してください。


長篠露頭は「こんたく長篠」のすぐ近くです。


新鮮野菜や、


五平餅などの食が楽しめます。



  


Posted by むぎゅむぎゅ at 20:10Comments(0)眺め・景色