2011年01月14日

犬頭神社と蚕業

佐奈川の上流、千両町には「犬頭神社」という珍しい名前の神社があります。


豊田珍比古著「東三河雑話」によると、
「東三河は平安朝時代から屈指の蚕業地で、上質な繭糸、精巧な絹布を産することで有名であった。
犬頭糸の名で朝廷の御用に備えるとともに、大嘗会の御用となり、赤引糸の名で、伊勢神宮の神衣祭の御料になった。
犬頭糸というのは、繭の頭が犬の頭とそっくりなところから得た名であろう。
犬頭神社はその繭を守る神社である。」



立派な楠木もあります。







  


Posted by むぎゅむぎゅ at 23:57Comments(0)歴史