2011年06月22日

山の中の船着き場

昔、川は物資輸送の交通の動脈でした。
豊川では、乗本や新城で10艘以上の船がありました。
当時の船荷は、角材、丸太、きね、下駄、年貢米、栗、
椎茸、茶、竹輪、砥石、灯篭、綿などで、
吉田湊、前芝湊を経て、遠く江戸までも送られていたそうです。

乗本の鵜飼船がブロンズ像として、設置されています。


そして、乗本音頭が刻まれています。
「♪ 昔や乗本その名の如く、羽根の河岸にぎわいて、
それにぎわいて、吉田通いの船が着く、船が着く 」



江戸時代には盛んであった舟運も、
近年の道路、鉄道等の陸上輸送の発達により、衰退し、
大正末期にはその姿も消えてしまったとのことです。  


Posted by むぎゅむぎゅ at 20:54Comments(0)歴史