2010年12月19日

三明寺の湧水

この写真は18年前、1992年の三明寺公園のひとコマ。
ボール遊びの子供の後ろの柵に囲まれた部分を注目してください。
これは防火水槽です。
実は、昭和40年初期に豊川市民プールができるまでは、三明寺にプールがありました。
プールの水は湧水でしたので、それはもう、夏でも大変冷たくて、唇がすぐに紫色のなりました。
豊川市民プールができてからは、防火水槽に転用されました。


こちらは今の三明寺公園。
防火水槽もなくなりました。
銀杏の木と白い小屋は残っています。


この白い小屋はポンプ小屋です。


小屋の横には井戸があります。
もしかしたら、災害時の非常用の井戸として使われるのでしょうか?


湧水もなくなって、プールもなくなりましたが、もう少し深い地中では今も地下水が流れているのでしょうね。  


Posted by むぎゅむぎゅ at 22:01Comments(2)眺め・景色

2010年12月19日

宝飯の聖泉

佐奈川の流れている豊川市金屋町のあたりは洪積台地で、砂礫層が厚くなっています。
この砂礫層は佐奈川の水を吸収しますし、降った雨も地中に入り込みます。
その水は地下水となって、ちょうど飯田線がある東側が田園地帯で低くなっているところで、浸み出してきます。

豊川駅のすぐ東に三明寺があって、その境内には、宝飯の聖泉があります。


残念ながら、その泉は今は枯れてしまっています。
それは、洪積台地では宅地化が進み、道も舗装され、
降った雨は下水道を流れて川に入るので、
あまり地中に浸み込まなくなったためです。
そのため、地下水位は下がり、泉も枯れてしまいました。


三明寺の泉があるのは、この三明寺三重の塔の後ろ側です。
11月に行った「豊川リバーウォーク」では、その説明をする間もなく、当古橋に向かって歩いてしまいました。
今となっては、少し残念に思います。


  


Posted by むぎゅむぎゅ at 14:19Comments(2)眺め・景色