2011年08月21日
水道水の浄化方法
水道水の浄化方法は、緩速濾過と急速濾過の方法があります。
「日本では、戦前までヨーロッパの技術の影響を受け、
上水道のほとんどが緩速濾過を採用しました。
この方法の特徴は、原水(処理される元の水)が細かい径の砂層(濾層)を
一日3~6メートルとごく遅い速度で濾過されることです。
このようにして濾過すると、砂層の表面に微生物の粘質膜ができ、
この微生物膜の働きで濁りや細菌、藻類、油やアンモニア生窒素、有機物や
異臭味、鉄やマンガンまでもが効果的に除去され
、美味しくて安全性の高い水をつくることが出来ます。
戦後、この緩速濾過法中心の水道が急速濾過法中心の処理法に大きく変換しました。
急速濾過は、緩速濾過の濾過速度に比較し濾過速度が非常に速いことが特徴で、
上水道で採用されている濾過速度は、約5m/h(メートル/時間)です。
この濾過法の特長は、濾過速度が速いため設備面積が少なくてすみ、
大量の濾過水をつくることが出来ることです。
しかし、薬品処理で安全性を確保せねばなりません。
このため上水道における急速濾過では 塩素処理による消毒が必須条件になります。
また、水の美味しさの点でも緩速濾過法におよびません。」
豊橋市の小鷹野浄水場は緩速濾過を採用していますから、美味しい水を味わえます。

濾過方法について、こちらのHPから引用しました。
「日本では、戦前までヨーロッパの技術の影響を受け、
上水道のほとんどが緩速濾過を採用しました。
この方法の特徴は、原水(処理される元の水)が細かい径の砂層(濾層)を
一日3~6メートルとごく遅い速度で濾過されることです。
このようにして濾過すると、砂層の表面に微生物の粘質膜ができ、
この微生物膜の働きで濁りや細菌、藻類、油やアンモニア生窒素、有機物や
異臭味、鉄やマンガンまでもが効果的に除去され
、美味しくて安全性の高い水をつくることが出来ます。
戦後、この緩速濾過法中心の水道が急速濾過法中心の処理法に大きく変換しました。
急速濾過は、緩速濾過の濾過速度に比較し濾過速度が非常に速いことが特徴で、
上水道で採用されている濾過速度は、約5m/h(メートル/時間)です。
この濾過法の特長は、濾過速度が速いため設備面積が少なくてすみ、
大量の濾過水をつくることが出来ることです。
しかし、薬品処理で安全性を確保せねばなりません。
このため上水道における急速濾過では 塩素処理による消毒が必須条件になります。
また、水の美味しさの点でも緩速濾過法におよびません。」
豊橋市の小鷹野浄水場は緩速濾過を採用していますから、美味しい水を味わえます。

濾過方法について、こちらのHPから引用しました。
2011年08月21日
水道の仕組み
豊橋市水道局のHPに水道の仕組みが載っていましたので、紹介します。
下条取水場で、豊川の川底から5.6m低い位置からくみ上げた伏流水を
ポンプで小鷹野浄水場に送ります。
浄水場では、微生物の力をかりながら、水に溶け込んでいる汚れをとりのぞき、
高台にある配水池へ送り込みます。
配水池で、タンクに大量の水道水を貯えることで、
機器の故障に対応でき、安定給水が確保されます。
水道水はこの配水池から自然流下方式で配水管をとおって、
家庭や工場などに給水されます。
というのが、水道の仕組みです。

昭和2年に豊橋市の水道建設計画が内務省により認可され、着工し、
主要な施設が昭和4年に完成し、通水試験を行い、
昭和5年にすべての施設が完成したそうです。
下条で豊川から取水する施設。
毎秒最大0.243㎥が許可されています。

取水された水は、この下条取水場から小鷹野浄水場に送られます。

下条取水場で、豊川の川底から5.6m低い位置からくみ上げた伏流水を
ポンプで小鷹野浄水場に送ります。
浄水場では、微生物の力をかりながら、水に溶け込んでいる汚れをとりのぞき、
高台にある配水池へ送り込みます。
配水池で、タンクに大量の水道水を貯えることで、
機器の故障に対応でき、安定給水が確保されます。
水道水はこの配水池から自然流下方式で配水管をとおって、
家庭や工場などに給水されます。
というのが、水道の仕組みです。

昭和2年に豊橋市の水道建設計画が内務省により認可され、着工し、
主要な施設が昭和4年に完成し、通水試験を行い、
昭和5年にすべての施設が完成したそうです。
下条で豊川から取水する施設。
毎秒最大0.243㎥が許可されています。
取水された水は、この下条取水場から小鷹野浄水場に送られます。
2011年08月21日
水道の水源
豊川市では自己水源として、
表流水1か所、伏流水1か所、深井戸18か所、浅井戸1か所の
合計21か所の水源で、1日当たり29,980㎥の取水能力があります。
このほか、愛知県から受水が認可水量で1日当たり50,700㎥あります。
5万㎥強の配水実績に対し、合わせて、8万㎥の水源がありますので、
総量では、余裕があるように見えます。

しかし、自己水源である地下水は、揚水量の減少や、
塩水化など水質の変化が生じているようです。
今後の水源の延命化のために、水質監視を強めるとともに、
地下水への過剰なな負担をかけないように、愛知県からの受水を高めているようです。
このため、豊川市の水道の水源余裕率は低い状況にあります。

表流水1か所、伏流水1か所、深井戸18か所、浅井戸1か所の
合計21か所の水源で、1日当たり29,980㎥の取水能力があります。
このほか、愛知県から受水が認可水量で1日当たり50,700㎥あります。
5万㎥強の配水実績に対し、合わせて、8万㎥の水源がありますので、
総量では、余裕があるように見えます。

しかし、自己水源である地下水は、揚水量の減少や、
塩水化など水質の変化が生じているようです。
今後の水源の延命化のために、水質監視を強めるとともに、
地下水への過剰なな負担をかけないように、愛知県からの受水を高めているようです。
このため、豊川市の水道の水源余裕率は低い状況にあります。
