2011年01月06日

当古の洪水対策

現在の当古の街並みです。
昔の姫街道が通っていたところです。
当古の洪水対策

秋葉神社は石が積んで、高くしてあります。
当古の洪水対策

民家も石積みがあります。
当古の洪水対策

こちらの家も、石積みがあります。
当古の洪水対策

生垣にも石積みがあります。
当古の洪水対策

豊川流域研究会が2010年3月にまとめた
「人と人が寄り添うまちづくり 洪水と共に生活した記録 豊川市当古町の事例」には、

○ 水見櫓があり、霞堤から逆流してくる水位と、潮の干満による川の水位を観察した。
○ 半鐘の打ち方によって、水位の状況を知らせた。
○ 霞堤の外と内の水圧の差が少なくて、穏やかに水が来て、鉄砲水にはならなかった。
○ 1~2mに丸石を積んでかさ上げをした上に、家屋を建てた。
○ 2階建てで1階の壁はなく、板張りで、高床になっていた。
○ 生垣をめぐらし、水が引く時の家財の流出を防いだ。
○ 夏は畳を敷かず、畳と家具は2階へ上げておいた。
○ 便所の対策は便甕を水で満たし、その上に莚などを被せ、その上に石を置いたりして、便が溢れるのを防いだ。
○ 家畜は川の堤防にl杭を打って、そこに繋いだ。
○ 水が引く時、引き水を利用しながら、床を水洗いした。

このように、当古町では洪水とともに生活をしたのでした。
その様子をこの写真から感じることができます。
上が昭和10年、下が昭和12年の出水の状況です。
建設省豊橋工事事務所発行「母なる豊川 流れの軌跡」から引用しました。
当古の洪水対策



同じカテゴリー(地域の課題・問題)の記事画像
柳生川河川整備計画
市街化と共に整備された殿田川
草を刈る人 ゴミを捨てる人
市街化が進んだ柳生川流域
柳生川のこと
花井寺へお年賀
同じカテゴリー(地域の課題・問題)の記事
 柳生川河川整備計画 (2021-09-06 21:27)
 市街化と共に整備された殿田川 (2021-09-05 08:26)
 草を刈る人 ゴミを捨てる人 (2021-09-04 11:40)
 市街化が進んだ柳生川流域 (2021-08-23 20:09)
 柳生川のこと (2021-08-22 11:43)
 花井寺へお年賀 (2021-01-02 13:25)

Posted by むぎゅむぎゅ at 22:42│Comments(0)地域の課題・問題
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。