2011年05月08日

濃尾平野の形成

濃尾平野の形成について紹介します。
約500万年前の新生代鮮新世の頃、濃尾の沈降が始まります。
濃尾平野の形成

濃尾の基盤は、赤色で示す花崗岩、
濃い茶色で示す美濃帯です。
基盤の深さに注目してください。
最も深いところで約2,000mもあります。

その上位に薄い茶色で示す鮮新ー更新統があります。
この鮮新ー更新統は東海層群で、鮮新ー更新統です。
この厚さも最大で1,000mもあるのです。
濃尾平野の形成

この東海層群は、鮮新世の頃、東海湖という巨大な湖に堆積した礫、砂、粘土からなります。
濃尾平野の形成

そして、この東海層群の上部に木曽三川から供給される土砂の堆積が始まります。
更新統、完新統の時代です。
この図では、深さが最大300m、礫と粘土が互層となっています。
濃尾平野の形成

詳しくは、岐阜大学地学教室のHPをご覧ください。



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Posted by むぎゅむぎゅ at 08:31│Comments(0)自然
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